「KAPLA東北キッズプロジェクト」活動

東日本大震災復興支援活動
「KAPLA東北キッズプロジェクト」
活動報告 第9回

2013年10月26日

訪問先:名取市体育館

 

寄 贈:KAPLA200×10セット、児童センター職員KAPLA研修、名取市親子対象KAPLA特別ワークショップ

 

☆ご協力☆
大地を守る会さん、KAPLAサークル秋田アッタカさん、
ケイミーオフィスさん、KAPLAジャパン((有)アイ・ピー・エス)

 

KAPLA考案者トム・ブリューゲンが大切に想う『私たちの未来を託す子どもたち』に、1枚でも多く、KAPLAを届けられるよう、KAPLA東北キッズプロジェクトは活動を続けます。皆さまのお力添えをどうか宜しくお願い申し上げます。

 

名取市親子プログラム 『スマイルタイム まほうの板“KAPLA”で夢のまちづくり』
主催:NPO法人子育て応援団ひよこ (http://natori-hiyoko.com/

“夢のまち(一部)”と“作ったみんな”

 

NPO法人子育て応援団ひよこ代表齋藤さんの声がけで集まった、たくさんの親子。思い思いに“夢のまち”を作りました。ステージ上には、KAPLAジャパン冨安の指導で作った特別作品“トムのナイアガラ”。みんなの想いの表れか、写真に入りきらない程の、想像を超えたスケールの大きなまちができました。

 

 

今回訪問した名取市は、閖上浜や仙台空港を中心に大きな被害を受けた、仙台市の南に隣接する地域です。短い時間ながら、職員の方、小学生や幼児さん親子、おじいちゃん・おばあちゃんまで、たくさんの方が“スマイルタイムKAPLA”を楽しんでくれました。

 

10/25(1日目) 贈呈式&指導者スキルアップKAPLA研修

 

雨の中、児童館のお仕事を終えた方たちが集まってくれました。驚きました。少しだけ経験者もいたようで、期待感がすごく強いんです。実技研修になると、もう止まりません。誰かに少しアドバイスをすると、周りの方もすかさずそれを覚えとるという集中力。これだけKAPLAを楽しんでいただけるとは幸せです。最後は2つのグループに分かれて、大きな“かまくら”と“トムのナイアガラ”。完成した時の達成感溢れる「やったー!」の大歓声は仕事後の研修とは思えないほどでした。

 

間もなく完成というところで、夜遅くにも関わらず、名取市役所こども支援課の菅原課長と、子育て支援係の千葉係長が来てくださり、皆さんからお預かりした寄付金をKAPLAに換えて寄贈をさせていただきました。


 


寄贈 KAPLA200×10箱
左から千葉係長(名取市子育て支援係)、菅井課長(名取市こども支援課)、冨安(KAPLA東北キッズプロジェクト、KAPLAジャパン)、野村さん(大地を守る会)

 

10/26(2日目) KAPLA特別ワークショップ
          “スマイルタイム まほうの板KAPLAでゆめのまちづくり”

 

寄贈と研修から一夜明け、翌日は朝から親子向けイベントです。企画してくださったのは、名取市のNPO子育て応援団ひよこ代表の齋藤さん。市内すべての児童センターだけでも大変だと思うのですが、その周囲のたくさんのご家族へも呼びかけをしてくださいました。ありがとうございます。
集まってくれたのは、200名近くにもなるたくさんのご家族でした。KAPLAはいろいろな楽しみ方があるんだよ!と、ただ積むだけではない、ゲーム性を含ませて楽しみました。見守るおじいちゃん、率先して遊ぶお父さん、子どもとお話しながらお家を作るお母さん、いつの間にか友達になっている子ども達。短い時間の中で、写真いっぱいどころか、撮りきれないほどの大きなまちができました。まるで子どもたちが背中で教えてくれていると感じてしまうほど、何度も何度も繰り返して作る子ども達がとても逞しく遊んでくれました。


みんなの後方には、IPS冨安がおとなたちと一緒に作った“トムのナイアガラ”。実はこの作品、児童センタースタッフ皆さまからのリクエストでした。崩れる様子が震災の日を連想させてしまわないかと心配し、当初予定していなかった作品でした。でも「この作品の素敵な音を子どもたちにも!」という声をいただき、急きょチャレンジすることに。すべてのことを受け止めて、さらに前に進む、という強い意志を感じことを覚えています。スタッフ皆さんの想いが伝わったのでしょう。はるか大きく作られた“ナイアガラ”を崩した後、会場全体がどよめきと大きな拍手に包まれました。

 

みんなが想像した“ゆめのまち”が、名取市で実現できますように。応援しています!

 

 

 

 


プロジェクトサポートメンバー 大地を守る会
野村さやかさん(左)、小口侑希子さん(右)
<同行メンバーからのコメント>

 

今回、名取市訪問に同行させていただき、カプラのプレゼントは単なるモノのプレゼントではなく、笑顔と出会いも一緒に生み出してくれるものだと感じました。一緒にカプラをやるだけで、すぐに仲良くなれる。さすが魔法の板です。こどもも大人も夢中になってカプラに取り組む姿が印象的でした。これからも多くの東北のこどもたちにカプラが届き、こどもたち、そして周りの大人たちに、笑顔を運んでくれればと思います。

 


プロジェクトサポートメンバー
KAPLAサークル秋田アッタカ 寺田さん、大友さん
今回は、カプラサークル秋田アッタカから二名、名取でのイベントに「カプラはこび隊」として参加させていただきありがとうございました。毎日の児童センターでのカプラ遊びでは、子どもたちのキラキラ素晴らしい姿、そしてセンター以外でも子どもに関わる大人の仲間作り…たくさんのパワーをもらっています。今回もまたまた、子どもに関わる大人が繋がることができました。そして初めて会った子どもたち、大人の方たちともまるで前から知ってるような感じでおしゃべりしながらの活動…楽しかった!素敵だった!大好きなカプラに感謝しながら、これからも繋がって楽しんでいきます。

 

今回同行してくれた皆さまは、移動、宿泊等、すべてボランティアでご参加してくださいました。
野村さん、小口さん、寺田さん、大友さん、本当にありがとうございました。

報告:志賀嶺司
KAPLAジャパン((有)アイ・ピー・エス)
アトリエカプラ